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赤字会社の再建は「事業別採算」から始める

執筆者の写真: 柴田義治
柴田義治
9月12日
読了時間: 3分

更新日:9月19日


企業再生というと、資金繰りや銀行交渉、M&Aなどを思い浮かべる方も多いと思います。

ただ、まだ資金に余力がある会社であれば、最初に見るべきなのはもっと基本的な部分です。

「どの事業が利益を生み、どの事業が会社の利益を食っているのか」

ここを明確にすることです。

会社全体の数字だけでは赤字の原因は見えない

赤字の原因は、商品、マーケット、価格、原価、人件費、固定費などさまざまです。

だからこそ、会社全体の数字だけではなく、事業別・商品別・顧客別の採算を見る必要があります。

歴史のある事業ほど、やめる判断が難しい

ところが、実際には採算が悪くても、なかなかやめられない事業があります。

「創業以来続けてきたから」「先代が大切にしていたから」「会社の原点だから」

経営者にとって、その思いは当然です。

ただ、その事業が赤字で、さらに人手や管理コスト、営業工数まで使っているのであれば、会社全体の体力を奪っている可能性があります。

企業再生の第一歩は会社の健康診断

企業再生で事業別の粗利と採算を比較するイメージ

企業再生の第一歩は、私は会社の健康診断だと思っています。

自社の粗利率は高いのか低いのか。材料費、人件費、外注費は適正なのか。同業他社と比べて、どこに異常値があるのか。

特に見るべきは粗利です。売上があっても、粗利が残らなければ会社は残りません。

続ける事業・改善する事業・やめる事業を決める

まずは、事業別採算を見る。粗利を見る。間接費まで回収できているかを見る。

そして、続ける事業・改善する事業・やめる事業を決める。

企業再生では、何を始めるか以上に、何をやめるかを決めることが重要です。

会社を守るために、すべてを守ろうとしない。これが、赤字体質から抜け出す最初の一歩です。

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執筆者


柴田義治(経営実行支援株式会社 代表取締役)

みずほ銀行で11年、上場子会社の代表取締役・CFO・営業本部長などを経験。銀行、不動産、IT、通信販売、冷凍食品、建設土木、介護の7業界で、M&A7件、企業再生、新規事業の実務に携わる。現在は社長の右腕として、計画づくりだけでなく現場実行まで支援している。


事業別採算から再建の優先順位を決めるために


赤字会社の再建では、事業別・商品別の粗利と固定費を整理し、続ける事業、改善する事業、見直す事業を見極めます。資金繰りや金融機関対応も含め、会社の状況に応じた実行計画づくりを支援します。



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