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負けてもいい? リーダーシップ論

執筆者の写真: 柴田義治
柴田義治
4月28日
読了時間: 3分

更新日:9月19日

リーダーになると、「自分が正しくなければならない」「部下に負けてはいけない」と考えてしまうことがあります。でも、私はリーダーがすべての議論に勝つ必要はないと思っています。


議論に勝って、チームに負けることがある


自分の意見を通すことはできます。役職や権限があれば、最後は部下を従わせることもできます。ですが、そこで相手の納得や信頼を失えば、表面上は勝ってもチームとしては負けています。


リーダーの目的は、自分が勝つことではなく、チームが成果を出すことです。部下の案の方が良ければ採用すればいい。自分が間違っていたら認めればいい。


人は「力」ではなく「信頼」で動く


若い頃の私は、人を動かそうとしすぎて人間関係で失敗したことがあります。そこから学んだのは、相手を変えようとするより先に、「あなたのことを見ています」「あなたの可能性を信じています」「一緒にやりたい」と伝えることの大切さでした。


会社のトラブルは制度や戦略だけでは解決しません。私の経験では、最後は人間関係と信頼の問題に行き着くことが非常に多いです。


リーダーが「負け」を認めると、組織は強くなる


部下に意見で負ける。若手のアイデアを採用する。自分の失敗を認める。これはリーダーの弱さではありません。むしろ、正しさより成果を優先できる強さです。


新規事業でも経営でも、すべて成功することはありません。挑戦すれば失敗は出ます。99回の失敗を笑える人だけが、1回の大勝を掴む。失敗した人を責める組織より、挑戦した人を称える組織の方が、次の一手を生みやすくなります。


リーダーシップとは、勝つことではなく前に進めること


リーダーは、誰よりも正しい人である必要はありません。人を信じ、任せ、失敗したら一緒に修正し、最後にチームを前へ進める人であればいい。


「負けてもいい」。そう思えるようになったとき、リーダー自身もチームも、少し強くなるのではないかと思います。

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執筆者


柴田義治(経営実行支援株式会社 代表取締役)

みずほ銀行で11年、上場子会社の代表取締役・CFO・営業本部長などを経験。銀行、不動産、IT、通信販売、冷凍食品、建設土木、介護の7業界で、M&A7件、企業再生、新規事業の実務に携わる。現在は社長の右腕として、計画づくりだけでなく現場実行まで支援している。


人が動けるチームとリーダーシップを考えるために


リーダーシップを現場の行動につなげるには、メンバーの状況を理解し、信頼関係と役割を整えることが欠かせません。経営者と現場の間に入り、チーム運営や組織課題の整理を支援します。



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